病気療養中の「やりたいこと」「やるべきこと」への向き合い方

病気療養中

現在自律神経失調症を治療中のるるんです。

パニック発作を起こし休職自律神経失調症と診断され休職1ヶ月後に退職

という流れで2ヶ月前に会社を辞めたのですが、最近は心身ともに安定した状態が続いていたので、「結構元気かも!」と思っていました。それどころか、「やりたいこともやるべきことも沢山あるし、この調子なら多少無理しても大丈夫なんじゃない?」と考えていたくらいです。

しかし、数日前に事件が起こったんです…

パニック障害はパニック発作を繰り返すことによって起こる病気ですが、私が初めて発作になった時は「会社のストレス」という明確な原因があったため、「今後起こることは無いだろう」と軽く考えていました。しかし、今回の件で「パニック障害になる可能性」を意識することになったのです。

そして、自分の体調を把握しながら「やりたいこと・やるべきこと」に折り合いをつける大切さに気づきました。今回は「病気療養中の考え方・過ごし方」「やりたいこと・やるべきことへの向き合い方」についてまとめます。

※精神疾患を治療中の方向け

自律神経失調症やパニック発作についてのエピソードはこちら。

犬

ADHD女子がストレスでパニック発作を起こした!発作の対策とは?

2018年10月9日
ブランケット

【二次障害】ADHDが仕事のストレスで自律神経失調症に!原因4つ

2018年11月9日

病気療養中の考え方・過ごし方

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回復期はどういう状態なのか

精神疾患は、一番症状が重くエネルギーがない時期から、適切な治療によって徐々に回復期に入っていきます。ここでは、精神疾患の例として鬱の回復の流れをご紹介します。

①落ち込み期
疲労が知らない間に蓄積していく。疲労が極限(疲労しきった状態)に達するまで。

②底期
疲労しきった状態。ひどい時は寝たきり状態になる。

③回復期
休養、薬のおかげで、徐々にエネルギーが回復する時期。少しずつ動けるようになる。

④リハビリ期
ひどいエネルギー低下状態は脱したものの、完全とは言えない状態がかなり長く続く。

引用:うつからの脱出 プチ認知療法で「自信回復作戦」(下園壮太)

精神疾患には様々な種類がありますが、それぞれの時期の呼び方は変わっても回復までの流れは大体同じかと思います。

うつ病の場合、「回復期」以降は一般的に3〜4日、または1週間単位の波(調子が良い時と悪い時)を重ねてよくなっていくと言われています。しかし、回復期に入ったばかりの頃は実際に何か行動を起こすための土台が整っていない場合が多く、この時期に無理をしてしまうと体調が悪化したり回復までが長引く原因になります。

そのため、こちらの本には「何か行動を起こすのはリハビリ期に入ってから」と書かれています。
「リハビリ期」は、回復期ほど大きな変化(何かが回復している)は感じられないものの、安定した状態が続きます。しかし、目立った変化がないために「このままの状態が続くのでは」と不安になる人も多いようです。

ちなみに、うつからの脱出では、「リハビリ期」に有効な「プチ認知療法」を丁寧に説明しています。私も紹介されているうちいくつかを試し、効果を感じました。

病気療養中の過ごし方

ここからは、私の経験を元に病気療養中の過ごし方をご紹介します。
私は過去にうつ病も経験していますが、現在は「自律神経失調症」の治療中なので、時々精神的な落ち込みはあるもののそれほど酷くない状態です。

一応私の現在の状況をまとめておきます。

  • ADHD/自律神経失調症 治療中
  • 自宅療養中(退職後2ヶ月経過)
  • 同棲中(何かあった時に相談できる)
  • 溜めることはあるものの家事は自分でできる
  • フリーランスで簡単な仕事ができる

なんとか生活できているレベルの私が「こうすると良いかな」と考えている一例なので、ご自身の体調や状況を考えた上で参考にして頂ければと思います。また、すぐ休める環境にいることを前提としているので、現在働いている方の参考にはならないかもしれません。

基本的には休む時間を多く取る

回復期以降は調子が良い時期と悪い時期の波がある状態です。なので「今日は調子が良いな」と感じた次の日に「今日は何もやる気が起きない…」となってしまうのもよくあること。
そのため、基本は「休む」スタンスでいることが大切です。

体調が良い日は何かにチャレンジする

何か行動を起こす時は、体調の波に合わせて何をやるか決めるのが良いでしょう。
調子が良い時は多少負荷のかかることにチャレンジしてもやり遂げられる可能性が高いですが、調子が悪い時は簡単なこと(以前できたようなことでも)失敗する率が高くなります。

そうすると、せっかく上向きだった状態が「失敗してしまった」「なんで出来ないんだろうう」と自分を責めることによって悪くなります。

何かに取り組む時は、「どれくらいの時間がかかるのか」「精神的負担はありそうか」など、取り組む内容を分析してみることが大切です。

POINT・どれくらいの時間がかかるのか
・精神的負担はありそうか
・出来なかった時にどんな影響があるか

また、自分の体調の波を把握するために、「ストレスチェック」や「1日の気分の変化」を記録するとわかりやすいです。(詳しくは別記事でご紹介します)

やりたいこと・やるべきことへの向き合い方

チェックリスト

「やりたくないけれどやるべきこと」は誰かに助けてもらう

体調が回復しつつあっても、「やりたくないこと」に取り組むのは労力がいります。

  • 病院に行きたくないけど行かなければならない
  • 書類を提出しなければいけないけれどやりたくない
  • 家事をしなければいけないけれど億劫

こういうことって結構ありますよね。

それまでずっと「気力がない」状態だったのに、いきなり「やらなければいけないこと」に手を出すのはしんどいです。そういった「やりたくないけれどやらなければいけないこと」は、出来ることなら誰かに手伝ってもらう方がいいでしょう。

私の場合、休職してからはぼーっと過ごしていることが多かったです。ストレスの原因が会社だったので離れることで徐々に回復しましたが、退職の手続きをするのが本当にしんどかった。会社に退職の話をしたのは休職後3週間ほど経ってからでしたが、エネルギーのない状態でストレスの原因である会社とやり取りするのはやはり辛かったです。

でも、両親に伝える内容を一緒に考えてもらったり段取りを確認してもらったりすることでいくらか負担が減りました。周りに頼れる人がいるなら頼ってみましょう。

やりたいことこそ冷静に判断する

私は衝動性強めのADHDなので、やりたいと思ったことですぐ実行できそうなら行動に移してしまいます。しかし、今回のパニック発作はまさに「自分の体調をきちんと把握していなかった」ことが原因で起こりました。

ADHDでなくとも調子がいいと「なんだかできそう」という気持ちになりやすいですが、そういう時は冷静になれていないことも多いです。「やってみたい」という気持ちが強いあまりに、自分の体調をしっかり考えられていないんですよね…。(早く良くなりたいという焦りもある)

なので、「やりたいこと」こそ、冷静になって「今の体調でできそうかどうか」「出来なさそうな理由はないか」を考えてみましょう

参考までに、私の成功例と失敗例を載せておきます。

【成功例】
自分の得意分野(ライティング)で無理のない件数の記事数を受注した→全て期限内に納品できた

【失敗例】
引きこもり気味なのにいきなり人が多いところに出かけた(しかもADHDで人混みが苦手)→パニック発作になった

タスクは「1日1つ」に絞る

「今までできなかった分色々やりたい!」「早く回復したい!」と、あれもこれもやりたくなる気持ちはわかりますが、回復途中は「やりたいこと」も「やるべきこと」も関係なく、行動すると疲れやすいです。

療養中は「1日1タスク」くらいの余裕を持って、それが終わったらぼーっとしたり何も考えなくていい時間を作りましょう。特に「やるべきこと」は精神的負担が大きいのでその後休む事が大切。

スケジュールを沢山詰め込むと出来なかった時に落ち込む原因になるので、やりたい気持ちをグッと堪えて、明日に取っておく、くらいがいいと思います。

できなかったとしても自分を責めない

これが一番大切です!

  • 「やるべきことを出来なかった」→自分や誰かに迷惑がかかるので落ち込む
  • 「やりたいことを出来なかった」→好きなはずなのに出来なくてショック

私はなんとなく落ち込む理由をこんな風に感じています。

どちらもめちゃくちゃ落ち込みます。自分のことを責めたくなる気持ちもわかります。

でも、ここで過剰に自分を責めたり、「今回できなかったから次もできない」なんて考えそうになったらストップしてください。

体調が悪い時は『出来なくて当たり前』なんです。

落ち込みそうになったら、冷静に「今の自分はこうだから出来なかったのかも」と原因を探してみてください。もしかしたら「まだできる状態じゃなかった」のかもしれません。

また、もし落ち込んでどうしようもなくなったら、誰かにその思いを話してみてもいいでしょう。(アドバイスが欲しいわけじゃないと先に伝える)話すことで気持ちや考えが整理できます。

まとめ:回復期はよくばりすぎない

ノート

今回は「病気療養中の考え方・過ごし方」や「やりたいこと・やるべきことへの向き合い方」についてまとめました。

病気が回復し始めると、調子がいい時は「このまま治る気がする!」とポジティブになりますが、調子が悪いと「ずっとこのままかも…」とネガティブになります。
でも、回復期は「良い時と悪い時の波を繰り返しながら少しずつ上向きになる」ということを忘れないでください。

今回ご紹介したうつからの脱出では、その波をこんな風に表現しています。

「三歩進んで二歩下がる」

精神疾患の治療には時間がかかります。私もうつの治療には丸1年ほどかかりました。
だから、良い時も悪い時も過剰に期待したり落ち込んだりせず、「三歩進んで二歩下がる」くらいの気持ちで冷静に受け止める事が大切なんです。

完治までの期間は人それぞれですが、正しいタイミングで適切な行動が取れれば、精神疾患は治ります。

今まで自分に厳しくしすぎた分、ちょっと甘やかすくらいの気持ちでゆっくり治療できると良いですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

るるん

20代後半・女性のADHDフリーランサー(デザイン/ライター)。 大学時代、二次障害の鬱をきっかけに発覚、それからは「ADHD女性の生き方」を模索し続けています。 発達障害の特徴や働き方に関する内容から、恋愛・ファッション・趣味など女性ならではのテーマまで、幅広く扱っています。 「読んでいて楽しい記事」を書くのが目標です!