【ADHDと仕事】天職を探さない『マルチ・ポテンシャライト』のススメ

マルチ・ポテンシャライト

ADHDの仕事探しは難しいですよね。

企業に就職する場合は会社選びが重要。
でも、それ以前に「分野」が定まらない場合もあります

ADHDのやっかいな特性の1つが”飽きっぽい”という点

私は「気になったことはやってみたい」タイプで、とりあえず手を出すのですが…
すぐ飽きてやめてしまう、ということがあります。

去年始めたTwitterでも、「飽きっぽさ」に自覚がある人を多く見かけました。
私を含め、その人たちに共通するのは『1つのことが続かず、興味の対象が変わっていく』こと。

これをマイナスに捉えると「飽きっぽく、続かない」ということになります。

だから、多くの人が

「ADHDの天職って何だろう?」
「飽きずに続けられることってあるのかな?」

と考えるのではないでしょうか。

でも、最近ある大発見をしたんです!

それは、天職を探さない『マルチ・ポテンシャライト』という生き方

るるん
マルチ・ポテンシャライトなら、ADHDの特性と”好き”を組み合わせられるかも!

今回は、マルチ・ポテンシャライトという生き方について、またADHDの特性が活かせる可能性についてまとめます。

『マルチ・ポテンシャライト』とは?

マルチ・ポテンシャライトはTEDで有名になりました。
※TED…アメリカで行われる世界規模の講演会を無料配信している企業

こちらの記事では要点をさらっていきますが、10分程度で見られるので是非チェックして見てください!

天職を探さない生き方

「大人になったら何になりたい?」という質問

登壇者であるエミリー・ワプニック(Emilie Wapnick)は、冒頭で観客に質問します。

「『大人になったら何になりたい?』という質問に、どう答えようか悩んだ経験のある人は手を挙げてください」と。

会場では大勢の人が手を挙げ、彼女はこう続けます。

「私はそんな質問に一度も答えられなかった人です」

「問題は、何にも興味がなかったのではなくてありすぎたことです」

 

私は彼女が導き出したこの答えに、希望を感じました。
彼女の肩書きの数々や好奇心旺盛さには説得力もあります。

1つのことを続けられない自分への不安

彼女は興味の対象がコロコロ変わり、「一度夢中になっても、ある程度やり切ったと感じると放り出してしまう」ことを繰り返していました。(興味を感じる分野は毎回全く別方向のもの)

そして、そんな自分をネガティブに捉えていたのです。

彼女が悩んだポイントは2つ。

  1. 夢中になったものを、どうキャリアに結びつければいいか分からなかった
  2. 1つのことをやり通せない自分に欠陥があるんじゃないかと心配になった

「何かを選ばなければいけない」という思い込み

私たちは子どもの時から「大人になったら何になりたい?」と聞かれることで、間違った考えを身につけてしまうのです。

それは、「特定の職業や何かのプロフェッショナルにならなければいけない」ということ。

本当は、色々なことに挑戦することが間違っているわけではないんです。

動画では、様々な肩書き(掛け合わせ)を持つ人達を紹介します。
そして、彼女は彼らをこう呼ぶのです。

『マルチ・ポテンシャライト』と。

POINT

  • 「大人になったら何になりたい?」という質問に答えられないのは、”興味がありすぎたから”
  • 「プロフェッショナルにならなければいけない」は思い込み
  • 色々なことに挑戦することは間違いじゃない

マルチ・ポテンシャライト 3つの特徴

彼女はマルチ・ポテンシャライトの特徴を次のように説明しています。

  1. アイディア統合力…2つ以上の分野を組み合わせ、新しい何かを創造すること
  2. 迅速な学習能力…興味を持ったことにのめり込み、手当たり次第に吸収する
  3. 適応力…どんな場面に遭遇しても適応することができる

特に心に響いた言葉

ここでは、私の心に残ったフレーズを箇条書きでご紹介します。

  • マルチ・ポテンシャライトは初心者であることに慣れている。新しいことを始めたり、居心地のいいところから足を踏み出すのも怖がらない
  • 興味を持ったことを追求することが時間の無駄になることは滅多になく、途中で止めたことでも全く別の分野で活きることがある
  • 世界の経済が激変する中で、容易に方向転換できる個人や組織こそが市場のニーズを満たすことができる

マルチ・ポテンシャライトは必要とされる人材

エミリーは最後にこう締めくくっています。

今の世の中に山ほどある複雑で多次元的な問題に取り組むには、想像的で型にはまらない人材が必要なのです。
(省略)
内に秘める情熱を大切にし、好奇心を追っていくつもの穴に入り込み、その好奇心の交差点を追求してください。
内に秘める情熱を大切にする事が、幸せな本物の人生に繋がります

書籍も出ています。(未読なので、読んだら記事を書くかも)

マルチ・ポテンシャライト
マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法

ADHDはマルチ・ポテンシャライトに向いてる?

クエスチョン

ADHDが持つ『多動力』

私がこの動画を見て感じたことは、「ADHDはマルチ・ポテンシャライトに向いているのではないか」ということです。

私自身、今まで様々なことに興味を持ち、熱中しては次のことへ…ということを繰り返してきました。

  • 音楽(ピアノ、吹奏楽、ギター、太鼓)
  • 絵(デッサン、イラスト、漫画、切り絵、デジタル、絵本)
  • ハンドメイド(アクセサリー、レザークラフト、レジンなど全般)
  • ブログ(サイト作成、デザイン)
  • ライティング(様々なジャンル)
  • 美容・健康
  • 食事
  • 読書(漫画、小説、ビジネス、自己啓発)
  • 料理
  • ガーデニング、家庭菜園
  • インテリア
  • Webマーケティング
  • YouTube動画作成
  • 商品製作、機材操作
  • デザイン(グラフィック、立体など)

https://twitter.com/lulun_ADHD/status/1076065174048538625

私の場合興味の対象は「ものづくり」の比重が高いので内向きになりがちです。
でも、実は経済や哲学、世界の動きなどにも興味があります。
(苦手意識があるので取っ掛かりが掴めない)

正直、趣味レベルのものもあれば中途半端に終わったものもあります。

しかし、彼女が言うように「途中で止めたことでも全く別の分野で活きることがある」ということを何度も実感してきました。

これがADHD特性によるものかは分かりませんが、「多動性」と無関係ではないと思っています。

これをネガティブなことと捉えず、突き進むことで「ADHDの自分」から解放されるのではないでしょうか

『多動性』は何にでも挑戦しようとする『多動力』なのです。
(もちろんネガティブな側面があるのは当事者なので承知の上です)

『多動力』が注目される時代

最近では堀江貴文さんの『多動力』という本が話題になりました。

多動力
多動力

堀江さんは『多動力』についてこうまとめています。

「多動力とは、いくつもの異なることを同時にこなす力である」

複業フリーランスへの挑戦

手帳

冒頭でADHDの適職について触れましたが、私はたった一回の就職でも、自分が「企業に所属するのが難しい」ことを感じてしまいました。

それは環境もありますが、興味の対象がコロコロ変わる自分にとって、毎日同じことを繰り返す事が苦痛だからです。
(自由度の高い企業はハードな傾向があるので体力的に難しい)

そこで、『複業フリーランス』という働き方を目指すことにしました!
※病気の回復を見つつ

複業フリーランスとは?

最近、企業に属しながらフリーランス活動をする”副業フリーランス”が増えています。
しかし、別の意味を持つ”複業フリーランス”の働き方も広まりつつあるんです。

  • 副業フリーランス…企業に所属しながら、フリーランス活動をする
  • 複業フリーランス…パラレルキャリアで様々なスキルを駆使する

(サラリーマン複業という言葉もあり、これが実質最強です)

お金を稼ぐつもりの人が注意すべきポイント

多動力が重視されるといっても、「お金を稼ぐ」ことを目的とするならば話は別です。

ADHDの場合「飽き」が思った以上に早く訪れ、簡単にやめてしまうこともあります
しかし、お金を稼ぐのならある程度自分をコントロールする力も必要。

自分が何かに挑戦する際、何か自分の”軸”となるものを把握しておくことが大切なのでは、と思っています。

それは、作業自体かもしれないし、考え方かもしれない。

私の場合、「絵」「ものづくり」は小さい頃から続けてきました。
だから、これを軸に様々なジャンルに挑戦して見たいと思います。
(私自身まだまだこれからの新米です!)

転職することは悪くない

今回は私が今複業フリーランスを目指しているためそちらに触れましたが、企業で働く方も「転職」に対するイメージが変わったのではないでしょうか?

転職=興味がある仕事に挑戦し続ける

という考え方ができると思います。

まとめ:ADHDはマルチ・ポテンシャライトで生きていく

今まで「何かにならなければいけない」と思い込んでいた私にとって、『マルチ・ポテンシャライト』という生き方は大きな発見でした。

ADHDの特性は人それぞれなので、みんながこうであるとは思っていません。
でも、もし似た傾向がある人は、自分の興味を限定せず好奇心に従ってみるのもいいのではないでしょうか。

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ABOUTこの記事をかいた人

るるん

20代後半・女性のADHDフリーランサー(デザイン/ライター)。 大学時代、二次障害の鬱をきっかけに発覚、それからは「ADHD女性の生き方」を模索し続けています。 発達障害の特徴や働き方に関する内容から、恋愛・ファッション・趣味など女性ならではのテーマまで、幅広く扱っています。 「読んでいて楽しい記事」を書くのが目標です!