【恋人編】彼氏にADHDをカミングアウトする?伝え方のポイント

ハート

こんにちは!ADHDフリーランサーの”るるん”です!

みなさんは自分のADHDをどんな風に受け止めていますか?
診断済みの人も未診断の人も、『発達障害』と向き合うのはなかなか大変ですよね。

私は「受け入れてる!」と言いたいところですが、正直に言うとコンプレックスを感じています。
誰かにカミングアウトして「るるんはADHDだから〇〇なんだ」と判断されることが怖いんです。
そうじゃなかったとしても、なんだか気を使われそうで…私が気にしすぎ?

だから、たまにADHDの人が顔出しでブログを書いているのを見ると、自分のことをさらけ出している姿にめちゃくちゃ感動します!羨ましくも感じます。

最近はテレビなどで発達障害が認知されてきてはいるものの、捉え方は人それぞれですし、ネガティブな考えの人もいますよね。

そんな中、「人にどう思われるか」よりも「自分は自分」という意思を貫いてカミングアウトするのは本当にすごいと思います。
こんな私もいつか顔出しできればいいな…と密かに思っています!

私の心の内を長々と書いてしまいましたが、私のように「ADHDを周りに伝えるかどうか」で悩んでいる人は沢山いるんじゃないでしょうか?

例えば会社で働く人の場合、「ADHDの特性上仕事がうまくいっていないのなら、周囲に伝えることでサポートが受けられるかもしれない」と勧める医師もいます。
私も以前働いていた会社で入社後にカミングアウトした経験があります。

でも、親は?友達は?恋人は…?
関係性や状況によって、伝えた方がいいかどうかは変わってきます。

今回は『恋人』に限定してこの問題について書いていきます。
私自身の経験を元に、「カミングアウトすべきかどうか」という根本的な問題から、お付き合い前・お付き合い中など、「伝えるタイミングによるメリット・デメリット」などをご紹介します。
また、記事の終わりには「もし受け入れてもらえなかったら?」についても触れています。

避けては通れない『カミングアウト問題』。これを読んで参考にしてみてくださいね!

彼氏にADHDだと伝えた方がいい?

猫

好きな人にADHDだと伝えるのは、とても勇気がいることですよね。
もし相手が自分にとって特別な存在でなければ心の負担は少ないですが(そもそもそれほど親しくない人なら伝える必要性もありません)、好きな人となれば話は別。

「どう思われるんだろう」「嫌われたりしないかな?」と不安な気持ちは大きいはずです。

でも、知り合い程度の人と違い、”恋人”という親密な間柄では、長い時間を共に過ごすことも多いですよね。そうなれば、必然的にADHDの症状で相手に迷惑をかけることも出てきます(自分で予防することはできますが)。

それに、ADHDかどうか以前に性格の相性もありますし、恋愛は上手くいかない時は上手くいかないもの。だから、私は「真剣にお付き合いしたい」と思う相手にはなるべく早めに伝えることをおすすめします。

ちょっとショッキングな内容もあるかもしれませんが、付き合う前〜結婚前(結婚するのに黙っているのは個人的にNGです)までの状況別に、伝えるメリットとデメリットをご紹介します。

伝えるタイミングによるメリット・デメリット

お付き合い前

「まだ付き合ってもいないのに話す必要あるの?」と思われる人も多いでしょう。
でも、付き合う前に言ってしまうのが一番気持ちがラクです!なぜなら、付き合ってから「いつ言おう…」と悩むことがないから。

タイミング
何度かデートしたら、お互いの気持ちは大体わかってきますよね。
もうあと何度か遊んだら、告白される(する)かな…というぐらいのタイミングで伝えるのが良いでしょう。

告白されてから伝えると相手も混乱しますし、自分もきちんと説明できないかもしれません。
次項目『彼氏にADHDだと伝える』の「伝える前の準備」を参考にして、自分のタイミングで話せるよう準備しておきましょう。
※「事実上付き合っているけれど告白されて(して)いない」場合は、次の『お付き合い中』を参考にしてください

ちなみに…
私は告白されたタイミングで話してしまいました!
彼の反応はというと、少し動揺しながら「障害なんて関係ないよ」と言ってくれたのですが…

正直、突然言われてもADHDがなんなのかもわかりませんし、告白した手前「じゃあ付き合えません」なんて言えないですよね。
相手のことを考えて、ゆっくり話せる機会にきちんと話しましょう。

POINT【付き合う前に伝えるメリット】
付き合ってから「いつ言おうか」と悩むことがないので、心理的負担が少ない
受け止めてくれなかった場合、付き合ってから伝えても別れる可能性がある
【付き合う前に伝えるデメリット】
恋人関係に発展しないかもしれない

お付き合い中

すでにお付き合いが始まっている場合、伝えるタイミングに悩みますよね。中には「付き合ってから診断された」というパターンもあるでしょう。

障害の度合いにもよりますが、この場合もなるべく早めに伝えることをおすすめします。
なぜなら、不注意が多いADHDは忘れ物や遅刻など、お付き合いする上で日常的に相手に迷惑をかけることが多いからです(自分で努力していても)。

たとえ1つ1つが小さなことでも、何回も続けばイライラの原因になりますよね。
恋人関係ならサポートのお願いもしやすいですし、何かあってからよりも『相談』という形で早めに伝えるのがいいですよ。

また、女性の場合は「天然な人」「おっちょこちょいな人」など、”キャラ”で済まされることも多いですが(私もそう言われてきました)、努力しているのに軽く扱われることも辛いですよね。

POINT【お付き合い中に伝えるメリット】
すでに恋人関係にあるのでサポートのお願いがしやすい
【お付き合い中に伝えるデメリット】
伝えるタイミングに悩む
伝え方や相手の受け止め方によって別れる可能性がある

結婚前

もし付き合っている間に言えなかったとしても、結婚前には伝えた方が良いでしょう。
結婚すると環境もガラッと代わりますし、付き合っている段階で問題がなかったとしても、その先何十年と一緒にいる間に何があるかわかりません。

二次障害を併発する可能性だってありますし、通院費や薬代なども変わる可能性がありますよね。それらを一生自分一人で抱えているのは難しいです。

これに関しては発達障害で有る無しに関わらず起こりうる問題ですが、子どもの問題もあります。
子なし夫婦を自ら選ぶ人たちも増えていますが、まだまだ『結婚=子ども』と考えている人は多いです。

今産む・産まないを決める必要はありませんが、子どもに遺伝する可能性がある(健常者同士でも発達障児が生まれることはあります)ことや、もし子どもを望まない気持ちが強いなら伝えておく必要があるでしょう(これはADHDに限らず)。

治療の問題や子どもの問題…もし事が起こってから話した場合、必ず受け止めてくれるとも限りません。最悪の場合「聞いてないぞ!」と揉める可能性もあるのです。

ADHDだからといって負い目を感じることはありませんが、生涯を誓う相手に黙っておけることではありませんよね。

POINT【結婚前に伝えるメリット】
受け止めてくれた場合、今後ADHDのことで悩んでも一緒に考えてくれる可能性が高い
苦手なこと(忘れ物や不注意など)をサポートしてくれる
【結婚前に伝えるデメリット】
障害自体、または子どもの問題から、結婚できない可能性がある
※結婚の話が出ている時点で日頃の症状は許容範囲内だと思います

彼氏にADHDだと伝える(実践)

鉛筆

さて、彼に伝える決心がついたらいよいよ実践です!
私のように「告白されたタイミングで伝え、相手を困らせる」なんてことがないよう、伝えるべきことをきちんと整理しておきましょう。

どんなタイミングで伝えればいい?

伝えるタイミングの大事なポイントは2つ!
・何かのついでではなく、きちんと話せる機会を設ける
・落ち着いた場所で話す

特に大事なのは『何かのついでではなく、きちんと話せる機会を設ける』です。
せっかく話す内容を考えていたとしても、他の話の延長線上で話すと真剣味も薄れますし大事な内容が抜ける可能性があるからです。

『ADHDの話のためだけに会う』というほどかしこまる必要はありませんが、落ち着いて話せる時間の余裕があるか考えて話すようにしましょう。

一番最悪なのは『喧嘩の流れでカミングアウト』です。
例えば、「自分の不注意や遅刻で相手を怒らせてしまったのに口喧嘩になった勢いで言ってしまった」ということは避けてください。

喧嘩の話とADHDの話がごっちゃになって相手が混乱しますし、最初からADHDにに対してマイナスのイメージを持たれるとあなた自身が辛くなってしまいます。

上記の2つのポイントは必ず押さえてくださいね!

伝える前の準備と伝える順番

発達障害の認知はどんどん広まっていますが、突然彼女から「私はADHDなんだ」と伝えられてもピンと来ない人が多いでしょう。

だから、自分の特性をきちんと説明できるように準備をしておきます。特にADHDのような発達障害の症状は見た目にわからないので、自分自身が理解不足な状態で説明しても、相手には伝わりません。

まずは、自分の特性やその症状によって起こる具体的な出来事を整理しておきましょう。
具体例があったほうがイメージしやすいので相手に伝わります(「あ、あの時のはそうだったんだ!」と伝わりやすい)。

伝える順番はこうです。
①ADHD/ADDの特性・具体的なエピソード
②原因
③自分で行なっている対策
④サポートしてもらいたいこと

①ADHD/ADDの特性・具体的なエピソード

女性のADHDは不注意型が多いですが、特に目立つのは以下の症状です。

□忘れ物が多い
□片付けが苦手
□思いつきで行動する
□時間感覚が乏しくいつもギリギリ
□そそっかしい
□ずぼら
□注意散漫

 

具体的なエピソード 例)※私の経験です
・買い忘れがないようスマホにメモしたのにスマホを忘れる
・遅刻しないよう準備していたはずなのに、関係ないことをやり始めて結局遅刻する
・周りが見えていなくて人にぶつかりそうになる

大体の人は「あー、あれってそうだったんだ」と納得します。
いまいちピンときていないようであれば、別の機会にADHDの本などを見せながら説明するといいでしょう。
※話しても「そうなの?」となる場合は、あなたの努力が相当すごいか症状が軽いかのどちらかでしょう

②原因

・ADHDは発達障害という脳の病気であり、病気とは違うこと
・環境や遺伝など様々な原因が考えられるが、脳の働きが健常者と異なるため本人の努力不足や性格とは違うこと
・ADHDの特性は健常者にも当てはまるものが多いが、その度合いが強いため生活に支障をきたしていること(通院中や薬物治療中ならそのことを伝えてもいいです)

最初から細かく説明しすぎても相手の負担になるので、簡単にまとめます。

③自分で行っている対策

大事なのはここです!
既に自分が努力している内容を話すことで本当に困っていることが伝わりますし、今後のお付き合いでサポートを得やすくなります。ただ症状を話すだけよりも相手に安心感を与えられますしね。

例)※私が取り組んでいることです
・通院して薬を飲んでいるので飲んでいる間は症状が軽くなる
・忘れ物をしないようメモは2箇所に書いている
・集中しすぎて時間を忘れるので毎朝アラームつきのカレンダーでスケジュールを組んでいる

④サポートしてもらいたいこと(困っていれば)

自分でも努力しているいるけれど付き合っていく上で迷惑をかけるかもしれない、と不安な人は、最後にサポートしてもらいたいことを伝えましょう。(お付き合する前にサポートまでお願いするのはちょっと早いので、お付き合いしてからにしましょう)

「発達障害は努力で改善できるけれど、あなたに協力してもらえるともっと関係がスムーズにいくと思う」「迷惑をかけないように努力するけれど、あなたに協力してもらえると嬉しい」など、素直に気持ちを伝えます。

以上がADHDを伝える時の一番スムーズな流れではないでしょうか。
最後は「協力してほしい」と素直に伝えることで「二人で向き合っていく問題なんだ」とその後の付き合いも前向きに考えられます。

ただ1つ注意してほしいのが、具体的なエピソードや努力している内容を話すときに「こんなにやっている」「こんなに大変」と感情を強く出しすぎないことです。

誰かに努力を認めてもらいたい気持ちはわかりますが、日頃の辛さなどを一緒に話すと空気が重たくなりますし、感情的になって泣いてしまいかねません。なるべく冷静に話すことを心がけてくださいね!!

もし受け入れてもらえなかったら

伝え方は正しかった?

私を含め、ADHDをコンプレックスに思っている人は多いです。でも、それを意識するあまり「私はこれが苦手でこれもできなくて…」とネガティブな面ばかり伝えてしまったということはありませんか?

ADHDは改善する事ができる障害ですし、薬を服用すれば別人のように症状がよくなる事もあります。たとえ伝えるタイミングが試行錯誤の途中でも、その先よくなる可能性は十分あるんです。

だから、ネガティブな面ばかり伝えてしまったり自分でもあやふやなせいで、相手に「なんだかよくわからないけど付き合わない方がいいのかな?」と思われてしまった人は、チャンスがあるならもう一度話してみる事をおすすめします。

もしも彼が頭から否定するような人なら難しと思いますが(そもそもそんな性格の人なら付き合っていく事自体よくありません)、きちんと説明すれば理解してくれることも多いのです。

『彼氏にADHDをカミングアウトするか問題』まとめ

ひまわり

障害なんて関係ない!あなたには良いところがたくさんある

ADHDは一つの特徴でしかありません。
お付き合い前でもお付き合い中でも、彼があなたと一緒に過ごすのは『あなたにいいところが沢山あるから』です。

実際、私の彼は「大変なこともあるけど、それよりも一緒に居て楽しい」と言ってくれます。私の障害についてはもちろん、くだらないことも真剣なこともよく話すので、3年間喧嘩もほとんどしたことがありません。

自尊心の低いADHDにとって、そんな自分を想ってくれる・支えてくれるパートナーの存在はとても大きいです。

『ADHDをサポートしてもらう』というと、「支えてもらっている側」と考えてしまいがちですが、あなたと一緒にいることで相手も支えられているのです。

「自分ばかりがしてもらっている」とネガティブにならずに、自分に自信を持ちましょう!
自分のため、そして彼との関係をもっと素敵なものにするために、自分自身が諦めずに前を向いていけるといいですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

るるん

20代後半・女性のADHDフリーランサー(デザイン/ライター)。 大学時代、二次障害の鬱をきっかけに発覚、それからは「ADHD女性の生き方」を模索し続けています。 発達障害の特徴や働き方に関する内容から、恋愛・ファッション・趣味など女性ならではのテーマまで、幅広く扱っています。 「読んでいて楽しい記事」を書くのが目標です!