ADHDは恋愛できない?答えはNO!つまずく原因と対策をご紹介

ハートと本

「おっちょこちょい」「忘れっぽい」「あぶなっかしい」
ADHD当事者なら、きっと今まで色々な人に言われていますよね。

仕事や緊張感のある場面では気を張っていてなんとかなっても、親しい関係の友人や恋人の前だと完全にOFFモード。あっちで物を無くしてこっちでつまずき…なんて人も多いのではないでしょうか?

特に迷惑を被るポジションが『恋人』
一緒に過ごす時間が長くなれば長くなるほど、リラックスしてADHDの特性が前面に出てくることも…。

そんな風にADHDは人間関係で迷惑をかけがちなので、私自身「誰とも付き合わない方がいいんじゃないか?」と思っていた時期もありました。
以前の私のように、ADHDは恋愛できない・しない方がいいと思っている方もいるのではないでしょうか。

でも、そんなことありません!!!
今回は、それなりに恋愛を経験してきた私がADHD女子が恋愛でつまづくポイント&対策をお話しします。
また、現在結婚を前提にお付き合い中のパートナーから、「ここが大変」というリアルな意見を聞いたので、そちらもランキング形式でご紹介。

ADHDの恋愛が上手くいかないと言われる理由

ハートワッフル

人間関係を築くのが苦手

恋愛も人間関係のひとつの形ですが、そもそもADHDは良い人間関係を築くのが苦手なんです。(中にはそうでない人もいます)他人とのコミュニケーションに必要な(関わりを持ちたいと思ってもらえるような)マナーが欠如しているようです。
人と関わりを持つにあたって、以下のようなADHDの症状が目立ちます。

飽きっぽくひとつのことを続けるのが難しい。良い関係を築けそうな人と出会ったとしても、関係が長続きしない。

会話中気が散ることが多いので、相手に不快な思いをさせやすい。「自分に興味がないのかな?」と誤解される。

思いついたことをそのまま口にしてしまうので、相手が気分を悪くすることがある。「無神経な人」「空気が読めない人」「思いやりがない人」などと思われる。(本人に自覚はなく、会話に熱中しているだけ)

とにかくお喋りなので、良い印象を持たれず避けられる。

物事を最後までやり遂げられないことが多いので、周りから「根気がない」「やる気がない」と思われる。

仕事などで、複雑で段取りが必要な作業を避けていると「面倒くさいからやらないんだろう」「他の人がやってくれるのを待っているんだろう」と、「自分勝手な人」に思われる。

自分で書いていても思い当たる節が多すぎて気分が落ち込みます…。
人間関係でこれだけつまずくポイントが多いので、さらに距離感の近い恋愛だと「上手くいかない」と思うのも仕方ないですよね。

ADHDの恋愛傾向

個人差が大きいと言われるADHDですが、恋愛傾向に関しては一般的に以下のような特徴があります。

①自己肯定感が低いので我慢しすぎる。
②依存体質が強いので相手に依存する
③大切な約束や記念日を忘れ、相手をがっかりさせる
④飽きっぽく長続きしない
⑤問題のある人と付き合う

ADHDの恋愛傾向5つ

①自己肯定感が低いので我慢しすぎる

ADHDは日頃からミスや失敗が多いので、自分に自信がなく自己肯定感が低い・劣等感が強いです。
例えば相手に「普通なら怒っても良いようなこと」をされたとしても、我慢したり言えなかったりすることありませんか?

また、相手が自分のことを真剣に想っていてくれたとしても、「なんで私のことが好きなんだろう」「私なんかで良いのかな」と、相手に対して申し訳ない気持ちになったりネガティブな考えになりがちです。

自分自身が「ダメな自分」のことを好きじゃないので、そんな自分に好意を抱いてくれる相手のことまで疑ってしまうんですよね。

②依存体質が強いので相手に依存する

ADHDがお酒やタバコ、買い物やギャンブルなどへの依存傾向が強いのはご存知だと思いますが、人に対しても依存しやすいのです。

もともと他者との関係が希薄なので恋人が自分の全てのようになってしまったり、自分に自信がないので相手に見捨てられたらどうしようと考えたりします。そうなると相手も息苦しいと感じるしんどい恋愛になってしまうのですが、自分ではコントロールできません。

③大切な約束や記念日を忘れ、相手をがっかりさせる

忘れっぽいのがADHD。小さな約束をすっぽかすくらいなら許されるかもしれませんが、大切な約束や記念日まで忘れてしまうこともあります。

本人に悪気がなかったとしても、相手は「自分のことを大切にしてくれていない」と感じるでしょう
。特に男性側がADHDだと、記念日などのイベントが好きな女性とケンカの原因になるかも。

④飽きっぽく長続きしない

ADHDの中には、飽きっぽく1人の人と長続きしない、という人が多いようです。

「出会ってすぐに好きになって、何回かデートするうちに飽きる」
「せっかく付き合っても、しばらく経つと気持ちが薄れる」

といった意見があります。
本人がそれで満足ならば問題ありませんが、関係がうまくいっていたのに急に冷めてしまうと、自分の気持ちの変化に戸惑いますよね。いずれ結婚したいと考えている人にとって、これは深刻な問題です。

⑤問題のある人と付き合う

私の周りにも発達障害や精神疾患を患っている友人が何人かいますが、過去に「問題のある人」と付き合っている割合が多いように感じています。特に注意したいのがモラハラ・DV男

実は私もモラハラ・DV男と付き合った経験があります。
ADHDは自尊心が低いので(鬱を併発しているとなおさら)、相手に理不尽なことで怒られても「自分が悪いんだ」と思い込みやすく、それが続くことによってどんどん上下関係が出来上がっていきます。一度モラハラ・DV男と付き合うと別れてからもトラウマに悩まされます。

私が過去にモラハラ・DV男と付き合った経験についてはこちらの記事に書いています。
モラハラ・DV男に気をつけて!別れてもトラウマに悩まされる今(準備中)

ADHDの恋愛 対策

ノートとペン

ADHDの恋愛に関しては、残念ながらまだ研究が進んでおらず「こうするのがいい」といった明確な対策はないようです。ですが、私が見聞きしたことや自分自身の経験を元にこちらにまとめたいと思います。

対策1:自己肯定感を高める

ADHDの恋愛傾向で紹介した①自己肯定感が低いので我慢しすぎる②依存体質が強いので相手に依存する⑤問題のある人と付き合う、の3つは主に自己肯定感の低さが招く問題です。

自分を犠牲にしたり、我慢したり、相手主体にならないためには、自分を尊重できるようにならなければなりません。これはとても深い問題なので一人でどうにかしようとするのではなく、専門家である心療内科やカウンセリングを受けた方が良いでしょう。

自分を好きになれない、自分を大事にできない原因がどこにあるのか、一緒に整理し考えるのです。
そして、それから小さな成功体験を積むようにします。

これは一つの例ですが、私は過去に鬱を患った時、どんなにくだらないことでも達成できたことをノートに書き留めるようにしていました。そうやって些細なことでも成功を積み重ねることで、自分に自信がついたんです。

対策2:相手に興味をもつ、思いやる

おしゃべりすぎたり、すぐに飽きてしまったり、それは相手に対する思いやりが足りないことが原因だったりします。(飽きることに関してはちょっと別かもしれませんが)

相手が自分と一緒に居てどう感じているのかを意識的に考えるようにします
。それまではとにかくお喋りで聞いている相手の感情なんて考えていなかったとしたら、意識することだけでも疲れます。

でも、相手の話をきちんと聞いたり相手を尊重することを意識していけば、今まで思いつきで行動したり発言してしまったりしていたことも少なくなるはずです。

また、自分がたとえ興味がなかったとしても、相手が大切にしていること(記念日や好きなものなど)をなるべく覚えるようにしましょう
私は相手の好きな食べ物が覚えられなかったので、スマホにメモしたりしていました。

対策3:ADHDの特性について話し合う

正直これが一番大事です。
ADHDについて相手と話し合うと「二人で向き合う問題」となり、相手も関係がスムーズにいくよう協力してくれる可能性が高いからです。

ADHDの特性についてはもちろん、自分が苦手なことや配慮してほしいことを話しておくと、それまで理解できなかった言動の答えがわかるので相手も安心するのです。

軽く話すのではなく真剣に話し合うことで、相手が普段言えなかった気持ちなども聞けるかもしれません。ADHDについてだけでなく、いつでも話し合える関係はお互いの考えのズレも修復しやすいのでとても大切です

ADHDを恋人に伝えることに関してはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

ハート

【恋人編】彼氏にADHDをカミングアウトする?伝え方のポイント

2018年10月17日

私の恋愛傾向

ここで少しだけ、私の今までの恋愛についてお話しします。
一つのサンプル程度に聞いてもらえればと思います。

一般的に飽き性と言われるADHDですが、私は割と長く付き合うことが多かったです。
具体的な期間で言うと、1年〜3年くらい。
初めて中学生で付き合った人は3ヶ月でフラれましたが(笑)
それ以降は大体短くても1年、長いと3年以上。

初めて真剣にお付き合いしたのは高校一年の頃で、その時はまだADHDなんて言葉も知りませんでした。
私は相手の気持ちを考えるスキルが欠如していたので、本当に自分勝手に相手を振り回していました。
その結果振られました!当時のことを思い出すとあまりの身勝手さに自分を殴りたくなります!

ちなみに、ADHDの恋愛傾向でお話ししたモラハラ・DV男とは大学時代に3年半付き合いました。
共依存のような状態になっていたので、別れたいのに別れられないドロドロな関係でした
他の原因もありますが、その人と付き合って鬱になり、自尊心もなくなり、今でもトラウマです。

でも、この頃から自分の言動に気をつけるようになり(萎縮してしまっていたのですが)、結果的に相手の気持ちを考えられるようになったきっかけでもあります

私は昔で言う「ダメンズ」に惹かれる傾向があったのか、そのあとお付き合いした人も周りから「やめたほうがいい」と言われるような人だったりしました…

そして、今お付き合いしている人は3年くらいになりますが、とてもいい関係を築けています。
これは少なからず自分に自信が持てるようになって、自分のことも好きになれて、そして相手のことを考えられるようになったからだと思います。
今でもお喋りすぎてパートナーを疲れさせることもありますが(笑)
私の障害も理解してくれている心の広い人です。

おまけ:彼氏に聞いた!ADHD女子のここが大変 ランキング

男の子

ここまでADHDの恋愛でつまずくポイントと対策をご紹介しましたが、最後に私がパートナーに聞いた「ここが大変!」というポイントをご紹介します。

本編ではADHDの恋愛傾向など、付き合い方に関する問題を取り上げましたが、今の恋愛ではADHDの症状全般(不注意・忘れ物など)で相手に「ちょっと迷惑をかけている」ことが多いです。
ゆるっと見ていってください!

第3位:不注意

全ての失敗のベースに不注意があります。
以前(というか最近)、私の両親に挨拶をするため高速バスで実家に帰ることになったのですが、私が予約したのに時間を間違えて覚えていて乗れなかったことがありました。

幸い次のバスを予約できたので助かったのですが、流石にちょっとキレられました!

第2位:忘れ物

忘れ物もめちゃくちゃ多いです!最近引きこもり気味なので忘れること自体あまりないですけど。
昔、彼と遠距離だった頃に彼の車にスマホを忘れて一週間スマホなし生活を送る羽目になりました。

会社では「携帯どうしたの?」って聞かれたんですけどなんと答えていいやら…
その一週間はiPad様にお世話になりました。

第1位:時間感覚のズレ

もうこれは本当に迷惑かけてばかりです。
車で病院に連れて行ってもらう約束をしたのに、時間に余裕があるからといって(実際はそんなにない)キッチンの掃除を始めたり、他のことをやりだして結局準備が間に合わず…連れていってもらう立場のくせに本当にだらしないと思います。真剣に直します!

以上、超個人的な『ADHD女子のここが大変ランキング』でした!
自分で書いてても大変だろうな…と複雑な気持ちになります。もちろん努力もしてますよ!

ちなみに、付け足すように「気分の上がり下がりが激しい」と言われました。
今回は3位までなので入れませんが(笑)
自分で気をつけているつもりなのにやっぱりそうなのかーって感じです。

まとめ:ADHDが恋愛できないなんて嘘!

今回はADHDの恋愛ができない・上手くいかない原因と対策をご紹介しました。
最後に対策をもう一度まとめます。

POINT①自己肯定感を高める
②相手に興味をもつ・思いやる
③ADHDの特性について話し合う

以上、私が考える『ADHDの恋愛対策』です。

一番大切なのは相手ときちんと話し合うこと。
きっと自分が相手のことを思いやれば、話し合いもうまくいって関係がスムーズに行くはず。

今恋愛が上手くいかなくて悩んでいる人も、恋愛をするのが怖い人も、あまり不安にならずに出来ることから試してみてください。…なんか偉そうですかね?

昔は泥沼みたいな恋愛をしていた私も今マトモな恋愛ができているので、きっとコツさえつかめばうまく回り出すんだと思います。
私も今の関係を大切に、自分自身肝に銘じながら頑張ります!

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ABOUTこの記事をかいた人

るるん

20代後半・女性のADHDフリーランサー(デザイン/ライター)。 大学時代、二次障害の鬱をきっかけに発覚、それからは「ADHD女性の生き方」を模索し続けています。 発達障害の特徴や働き方に関する内容から、恋愛・ファッション・趣味など女性ならではのテーマまで、幅広く扱っています。 「読んでいて楽しい記事」を書くのが目標です!